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左官屋のヒトリゴト

 
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建設業に若い人が入って来ない
職人の世界だけでない
ゼネコンにも同じ悩みがあるようだ
折角入ってもすぐにやめてしまう。鬱になる人も多いという
建設業はものづくり、面白く無い筈はないのだが
建設業が何故面白くない世界になったのかまとめてみた

①湿式工法から乾式工法へ転換 建設業の工業化、近代化の流れの中で、伝統工法が無くされてきた。暗黙知から形式知へ。作業手順のマニュアル化。

②左官の塗り壁、大工工事、建具工事カット。伝統工法は潤いや温かみや優しさが有り、使用する人に温もりと感動を与えられる建築であった。

③徒弟制度で育った職人が、誇りに満ちた、お金ではない仕事をやってきた。徒弟制度の最後の世代が60歳以上の職人であり、高齢化してしまった。また、そういう職人が大事にされていない。それらの職人は【読み・書き・そろばん】が苦手であり、現代には合わない職人である。

④徒弟制度は「教えない」教育法である。トヨタの教育も「教えない」教育だそうだ。
教えないから自分で苦労して覚える。そこに発見と感動がある。
技能の最高の教育方法徒弟制度は民主主義の下に無くされてしまった。

⑤乾式工法の中で最大の欠陥工法は、コンクリート打ち放し仕上げ、コンクリート直押さえ工法とであると思う。なぜなら携わる職人、関係者が最大限の技能を発揮しても、幾ら努力しても完成しない仕上げ工法である。最初から誤差を認めている仕上げ工法でもある。

⑥伝統工法は暗黙知の世界であり、面白く、難しい工法である。今は暗黙知の伝統工法の職人が技能にあった賃金を貰えない。形式知の職人が高い賃金を貰える工法である。
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  • 茨城県水戸市で左官業を営んでいます。

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